今、ポッドキャストが面白い。
その僕なりの理由を書いてみたいと思います。
僕は、就職活動を2回して2回失敗しています。
その時の志望動機に
「これからのラジオはリスナーと双方向となり、そのコンテンツはワンソースマルチユースになるべき。」と書いていました。
当時からインターネットの普及が進み、テレビ・ラジオ離れが進んでいたのは肉感として感じていました。
だから、メディアが生き残るにはインターネットとの融合は不可欠でそうしないと生き残るには難しいと当たり前のように考えて書いたのです。
ですから志望動機を書いた時にも「局の人はもっと色々考えているに違いない。それに比べると当たり障りない動機だなぁ、。」と自信はなかったのです。
結局、どこがダメかも言われぬまま、まともに局の方と話せず全滅。
2年後、会社を作ってから放送局の方とお付き合いをさせていただき驚きます。
そこで聴いた言葉、「これからやらなければならないけれど、現場にはなかなか伝わらない」
僕はショックでしたが「もし、入っていたらそのギャップに苦しんでいたんだろう」と思うと少し救われました。
その時に思ったことがあります。僕が大学の時に思っていたことはそんなに嘘ではないのではないか?ということ。
もしそうなると、今までのメディアのままだと、
「テレビやラジオの一方のメディアはインターネットの情報よりも価値が下がり、信じることななくなってくるのではないか?」ということ。
極論すると、「放送局というブランドは役に立たなくなるのではないか?」ということ。
これを簡単に想像してしまいました。
僕のような平凡な人間が感じることは大抵の人は感じている気がします。
あくまで推測ですが、僕より下の年代の皆さんの感覚は、もっとその傾向が強い気がします。
「なぜ、番組を見るのに時間軸に縛られなければいけないのか?」と純粋に思う人が大半だとしたら?
最初からラジオではなくポッドキャストから情報を取る人も出てきますしその可能性は否定できません。
ですから僕としては、ポッドキャストの普及が進むということは、全体の流れとしてはテレビ・ラジオが生き残れる方向に動いていると思いますし、新しい番組が出てくるチャンスの場でもあると
思います。
おそらく、放送業界としてこんなに市場が開かれている時期は珍しいと思います。
少しでも僕自身が関われていること幸せを感じます。